18650バッテリーって、いつの間にか余ってきませんか?
「1本だけでよかったのに、なぜか2本セットしか売っていない…」「予備バッテリーをおまけで付けます!」なんてショップもあって、気付けば使い切れない18650バッテリーが余ってきました。。。

そこで「この余り気味の18650バッテリーを有効利用できないかな?」と思って、たどりついたのが、虎大工業のモバイルバッテリー『BT-20』です。
以前の記事内で「18650バッテリー」について説明しています。
「18650バッテリーって何?」と思われた方は、よろしければ先にこちらをご覧ください。↓
虎大工業『BT-20』とは?
虎大工業の『BT-20』は、21700・20700・18650タイプのリチウムイオンバッテリーを交換して使用できるモバイルバッテリーです。バッテリーが切れてもすぐに新しいものに交換できるため、長時間の移動や停電時にも心強い製品です。見た目も特徴的で、使いやすさとデザイン性を兼ね備えたユニークなモバイルバッテリーです。
主な仕様は次の通りです。
電池出力 | 4.2V〜2.5A Max |
Type-C出力 | 5V〜3A | 9V〜2.2A | 12V〜1.67A |
入 力 | 5V〜2.2A |
重 量 | 38g ± 2g |
サイズ | 85×49×24.5 mm |
対応電池 | INR 21700 / 20700 / 18650(変換アダプターが必要) |
生産国 | 中国 |
18650バッテリーで使ってみた
サイズ変換アダプターが必要
「18650バッテリーが使えるなら便利!」と思って『BT-20』を購入しましたが、商品説明をよく読まずに買ってしまったため、実はサイズ変換アダプターがないと使えないことに後から気づきました。
『BT-20』に18650バッテリーをそのまま入れると、長さも太さも合わず、内部にすき間ができてしまいます。

変換アダプターを買ってみたら…
虎大工業『BT-20』の純正変換アダプターがあると聞いて探してみたのですが、ECモールではなかなか見つかりませんでした。そこで、良さそうなものを適当に選んで購入してみました。
商品が届いて確認してみると、なんとアダプターには「虎大工業」のロゴが…
良く分かりませんが、純正(?)の変換アダプターが届きました!!

18650バッテリーで動作確認
変換アダプター+長さ約65mmの18650バッテリーで問題なく使用できました!

一方で、長さが約69mmの18650バッテリーにアダプターを装着して『BT-20』に入れると、かなりタイトで無理やり押し込む感じになります。そのため、本体に負担がかかる可能性があります。
安全に使うためには、18650バッテリーの長さが約65〜68mm程度までが適正範囲だと思われます。
保護回路付き18650バッテリーの場合
18650バッテリーの中には、過充電や過放電、ショートなどを防ぐための保護回路が付いているものがあります。こうしたバッテリーは安全性が高い反面、通常のものより少し長めに作られており、中には70mmを超えるタイプもあります。
そのようなバッテリーであれば、長さは十分なので変換アダプターは不要で、太さだけ調整すればOKです。
バッテリーの太さの違いを補うためのスペーサーとして、家電やパソコンのコードをまとめるための「スパイラルチューブ」が便利です。100円ショップやホームセンターなどで簡単に手に入るので、アダプター代わりとしておすすめです。

使い方は簡単で、スパイラルチューブを適当な長さにカットし、18650バッテリーに巻きつけるだけです。

すき間がなくなり、正常に動作しました!
18650バッテリーを使用する際の注意点
バッテリーは、絶縁やキズなどからの保護のためにシュリンクフィルム(熱収縮チューブ)で包まれています。
しかし、このフィルムが接点の邪魔をして、うまく動作しないことがあります。
そのような場合は、シュリンクフィルムの一部をカットしてから本体に取り付けると、正しく動作しやすくなります。

まとめ
余りがちな18650バッテリーの有効活用として、虎大工業のモバイルバッテリー『BT-20』は非常に実用的なアイテムです。変換アダプターやスパイラルチューブなどを使えば、バッテリーの種類やサイズに応じて柔軟に対応できるのも魅力です。
特に、18650バッテリーを使う製品(フラッシュライトなど)と一緒に持ち運ぶのがおすすめです。どちらかのバッテリーが切れても、互いに18650バッテリーを融通し合えるのでとても安心です。非常持ち出し用やキャンプ用品のひとつとして備えておくことで、もしものときにも頼れる存在になってくれるでしょう。

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