災害はいつ起こるかわからない——だからこそ、備えは日頃から万全にしておきたいもの。
今回は、萬有栄養の非常食「THE救難食糧ER」を実際に食べてみました。
味、食べやすさ、保存性、そして非常時に本当に頼れるのかどうかを、実際の使用感を交えてレビューしていきます。非常食の購入を検討している方、備蓄の見直しを考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
萬有栄養の非常食「THE救難食糧ER」とは?
「THE救難食糧ER」は、萬有栄養株式会社が手がける長期保存可能な非常用食品です。
1965年に運輸省船舶局(現・国土交通省海事局)の依頼から誕生しました。創業者が、戦時中の航空食糧研究の経験を活かして開発したのが、調理不要ですぐに食べられるビスケットバー型の救難食糧です。
それ以来、自衛隊や船舶・航空機の備蓄用として採用され、現在では一般家庭や企業の防災備蓄としても注目されています。保存料・着色料不使用で、やさしい味わい。コンパクトなので、カバンに入れても邪魔になりません。
【萬有栄養株式会社 公式サイト】:https://www.banyu-e.com/?mode=f6

「THE救難食糧ER」は1食分がとても軽くて手のひらに収まるサイズ。3食セットでも箱の大きさはたったの約64mm×約64mm×約70mmと、とてもコンパクトなので、持ち運びや保管にも便利です。
「THE救難食糧ER」の仕様
- 名称:ビスケットバー
- サイズ:横 約48mm×縦 約56mm×厚み 約19mm / 個
- 内容量:56g / 個
- 賞味期限:約7年
- 原材料:ビスケット(小麦を含む/国内製造)、ピーナッツ粉、砂糖、食用植物油脂、脱脂粉乳
「THE救難食糧ER」の栄養成分
1個 56gあたりの栄養成分は以下の通りです。
- エネルギー:274kcal
- たんぱく質:5.5g
- 脂質:10.9g
- 炭水化物:38.4g
- 食塩相当量:25.8mg

「THE救難食糧ER」を実際に食べてみた
「THE救難食糧ER」の香り・味・食感
封を開けた瞬間に広がるのは、ピーナッツといわれなければ「きな粉」のようにも感じる、やさしく香ばしい和風の香り。
口に入れると、まずほんのりとした甘さがふわっと広がり、あとからピーナッツの風味がじんわりと追いかけてきます。
見た目はしっかりとしたビスケットバーですが、ひと口かじるとホロっとくずれ、ザクザクとした食感が心地よく、満足感のある味わいです。

実際に食べてみた感想
「THE救難食糧ER」は、おやつのような感覚で食べられ、とてもおいしかったです。歯ごたえのあるザクザク食感が特徴で、満足感のある食べごたえを感じました。
ただ、今回はなんとか水なしでも食べ切れましたが、やはり水分がある方が食べやすいと思います。もし水分をとるのが難しい状況になった場合は、一度にたくさん口に入れると口の中の水分が奪われてしまうので、少しずつ口に入れて、ゆっくり溶かすような感じで食べた方がいいかもしれません。
「THE救難食糧ER」 のメリット・デメリット
「THE救難食糧ER」 の良かった点(メリット)
- 想像以上にコンパクト
- 調理不要でそのまま食べられる
- 固そうに見えるが意外と柔らかく食べやすい
- 味はほんのり甘くクセがない
- 少しでもしっかり満足感がある
- 長期保存(約7年)
「THE救難食糧ER」 の気になった点(デメリット)
- 手に入りにくい(市販ではあまり見かけない)
- 少し乾いた食感なので水分がないと食べづらい
- ボロボロと崩れやすく食べる場所に注意が必要
- 個包装に賞味期限の記載がない※
※ 外箱に賞味期限の記載はありますが個包装にはありません

箱から出して個包装だけを持ち運ぶ場合は、賞味期限を油性ペンなどで書いておくと安心です。
まとめ
萬有栄養の非常食「THE救難食糧ER」は信頼できる、日本製の非常食です。
味はほんのり甘く、口の中でホロッと崩れる食感が特徴です。少し粉っぽさはあるものの、災害時でもほっとできる、やさしい味わいです。長期間保存(約7年)できるうえ、しっかりとした食べごたえもあり、非常時に安心して食べられる食品だと感じました。
手のひらに収まるコンパクトさで、登山などのアウトドアにも行動食として気軽に持ち運べ、荷物のかさばりも気になりません。日常のレジャーから災害などの過酷な状況まで、幅広く対応できる完成度の高い「本気の非常食」だと思います。
実際に食べてみて、自分や家族に合った非常食を見つけておくことは、いざというときの大きな安心につながります。この機会に、防災備蓄を見直してみてはいかがでしょうか。
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