アイリスオーヤマのリンサークリーナーRNS-P10-Wのバキュームホースが破れてしまいました。交換用のパーツも販売されておらず、修理することにしました。補修テープとシュリンクチューブを使って、修理したものの、予想外の問題が…。
今回は、この修理方法と、思いもよらなかった問題について詳しくご紹介します。
リンサークリーナーとは
リンサークリーナー(またはリンスクリーナー、リンサー)は、カーペットや布製品の汚れを簡単に掃除できるクリーナーです。水や専用の洗浄液を繊維に吹きかけて汚れを浮かし、同時にその汚れた水を吸い取ることで、短時間でキレイに仕上げられます。特に洗うのが難しいカーペットやソファの掃除に向いており、ペットのいる家や飲み物をこぼしてできたシミの掃除にも便利です。もともとはプロ向けの清掃機器でしたが、今では家庭用の小型モデルも出ていて、家庭でも手軽に使えるようになっています。
破損状況
今回、ハンドツール付近のバキュームホースが破れてしまいしました。交換用のパーツも販売されていないようです。

そこで、ハンドツールとバキュームホースの連結部分(黒色パーツ)を分解すればバキュームホースだけを取り外して修理できるのではないかと思い、試してみました。

しかし、黒色のパーツの中でしっかりとバキュームホースが接着されているようで、結局、バキュームホースだけを取り外すことはできませんでした。少し厄介な状況になっています。
修理方法
そこで、バキュームホースの外側を覆って補強する方法で修理してみました。
補修テープで穴を塞ぐ
まず、強力な補修テープで破損した箇所の穴をしっかりと塞ぎます。

シュリンクチューブで二重に塞ぐ
シュリンクチューブ(熱収縮チューブ)を使用して破損箇所を二重に塞ぎます。
ハンドツールのヘッド部分を取り外し、バキュームホースをシュリンクチューブに通します。その際、破損箇所がしっかりと覆われるようにシュリンクチューブを配置してください。

次に、シュリンクチューブにヒートガンを使用して熱を加え、収縮させてしっかりと密着させます。
※ シュリンクチューブは熱湯でも収縮させることができますが、ヒートガンを使用した方がよりキレイに仕上がります

最後に、熱が冷めたら、カッターナイフでシュリンクチューブの余分な部分を切り取ります。

このように、補修テープとシュリンクチューブの二重に破損箇所を塞ぎ、修理完了です。
問題点
修理自体は順調に終わったのですが、ひとつ問題があります。
通常、収納時にはハンドツールをホルダーに固定して、バキュームホースをきれいにまとめることができるのですが、今回修理したシュリンクチューブ部分は柔軟性がなく、ハンドツールをホルダーに固定できなくなってしまいました…。

まとめ
今回、補修テープとシュリンクチューブを使い、二重構造で修理を行いました。まず、破損箇所に補修テープをしっかり巻き付け、その上からシュリンクチューブを通してヒートガンで熱を加え、収縮させることで修復しました。思ったより簡単に作業を終えることができました。
ただ、修理箇所に柔軟性が無くなったため、バキュームホースをきれいにまとめて収納するのが難しくなるという予想外の問題が生じました。それでも、リンサークリーナーとしては問題なく使用できる状態に修復できました。
このリンサークリーナーRNS-P10-Wの口コミを調べてみると、同じ部分が破損したという声が多く見受けられました。この問題に悩んでいる方が多いのではないかと思います。少しでもお役に立てれば嬉しいです。
コメント
私も、根本で裂けてしまいました・・・・。
根本部分で完全にホース・ワイヤーを切り離し、ホルダー側の内側をマイナスドライバーでぐりぐりと接着面を取り除きました。
それでホルダーへ接着剤を塗り、ワイヤー付きホースをねじ込むように挿入したら、新品のようになりました。但しホースは数センチ短くなりましたが・・・・(^^;)
やはり、根本で裂けてしまう事例は多いようですね。
コメントありがとうございます!
やはり裂けてしまうケースは少なくないようですね…。ホースが裂ける原因としては、ホース自体の柔軟性の無さや収納時に巻きつける角度が影響しているのかなとも思います。ホースの再接着、かなり丁寧に作業されたんですね!新品のように復活させるとは、素晴らしいです。