先日、私の元に「JCB・セキュリティサポートセンター」を名乗る不審な電話がありました。 留守番電話に残されていたのは、次のような自動音声メッセージです。
「こちら、JCBセキュリティサポートセンターです。お客様のクレジットカードの請求額が未払いとなっております。詳細をお聞きしたい方は【1】を押してください。」
一見、親切な通知に聞こえますが、これはフィッシング詐欺や特殊詐欺への誘導である可能性が極めて高いです。
「JCBセキュリティサポートセンター」は実在する?
JCBの公式サイトを確認しても、「JCBセキュリティサポートセンター」という窓口は明記されていません。
本物のJCBも、電話やSMS、自動音声で連絡をくれることがあります。しかし、その裏で本物を巧妙に模倣した詐欺も急増しています。
今回は、本物と偽物をどう見分ければよいのか、その決定的な違いを解説します。
不審な電話でチェックすべき3つのポイント
国際電話番号からの着信
今回の着信履歴を確認すると、電話番号の先頭に「+1(アメリカ・カナダ)」や「+86(中国)」など、海外からの番号になっていませんか?
日本の大手カード会社であるJCBが、国内の顧客に対してわざわざ国際電話で連絡してくることは、まずあり得ません。番号の先頭に「+」がついている場合は、その時点で警戒しましょう。
「自動音声」による一方的な通告
「未払い」や「カードが不正利用された」といった重大な内容を、録音された自動音声で伝えてくるのは詐欺の典型です。本物のJCBからの電話確認は、基本的にオペレーターによる直接の会話で行われることが大半です。
「1を押してください」という誘導
自動音声に従ってボタンを押すと、詐欺グループのオペレーターに繋がります。そこで言葉巧みにカード番号、有効期限、セキュリティコード、あるいは個人情報(生年月日や暗証番号)を聞き出そうとするのが彼らの狙いです。
もし不審な電話がかかってきたら?
- 応答しない・すぐに切る
知らない番号、特に「+」から始まる国際電話には出ないのが一番です。もし出てしまっても、すぐに電話を切りましょう。 - 折り返し電話は絶対にしない
着信履歴に残った番号にかけ直すと、高額な通話料を請求されたり、詐欺グループの名簿に「反応があったカモ」として登録されたりするリスクがあります。 - 公式の窓口を確認する
本当に自分のカードが心配な場合は、着信があった番号ではなく、JCB公式サイトの窓口に自分から電話をして確認してください。 - その場ですぐ「着信拒否」
一度かかってきた不審電話の番号は、忘れないうちにスマホの機能でブロックしましょう。 - 情報を共有する: 家族や友人に「こんな電話があったよ」と話すだけでも、周囲の被害防止に繋がります。

まとめ:焦らず公式サイトから確認!
「JCBセキュリティサポートセンター」を名乗る自動音声電話は、未払い請求や不正利用を装って個人情報を聞き出そうとする詐欺の可能性が非常に高い手口です。
このような不審な電話には 出ない・すぐ切る・折り返さない を徹底し、心配な場合は、必ずJCB公式サイトに記載された正規窓口へ自分から連絡して確認しましょう。
冷静な対応と情報共有が、被害防止の最大の対策です。少しでも不審に感じたら「疑って行動する」ことが、あなたの大切なカードと資産を守ります。

※ 参考:JCB公式サイト 【よくあるご質問】
[JCBを名乗る電話がありましたが、本当にJCBからの電話ですか?]


コメント