我が家ではすでにスマートロックの SwitchBot ロック Ultra を設置しており、スマホやApple Watchから玄関を解錠していました。
最初は便利だったのですが、毎回アプリを開いたり、画面操作をするのが少しずつ面倒に…。
「もっとスムーズに玄関を解錠できないか」と考え、今回 SwitchBot顔認証パッド を導入することにしました。
この記事では、実際の使用感とともに「機能」や「注意点」を詳しくレビューしていきます。
SwitchBot顔認証パッドの特徴
SwitchBot顔認証パッド は、SwitchBotスマートロックシリーズ(ロックLite・ロック・ロックPro・ロックUltra)と連携して使う外付けの解錠デバイスです。

解除方法
パスコード解錠・顔認証で解錠・指紋解錠・NFCカード解錠の複数の解錠方法に対応しています。
電源・バッテリー
5000mAhの大容量充電式バッテリーを搭載しており、1回の充電で約1年間使用可能です(1日各10回ずつの解錠・施錠を想定)。本体を取り外して充電する方法に加え、モバイルバッテリーを接続して給電することもでき、単3電池と比べて長期的なコストを抑えられます。
安全機能
不正に本体を取り外されると警報が鳴りアプリに通知される取り外し防止警報機能(ハブ製品必要)や、危険時に緊急指紋で解錠すると家族に通知が送信される緊急通知機能(ハブ製品必要)を備えています。また、操作ミスやバッテリー残量低下もスマホで確認でき、誰がいつ解錠したかをアプリで履歴として確認することも可能です。
耐久性
IP65準拠の防水防塵設計で悪天候や屋外でも安心して使用でき、耐紫外線素材により日光による劣化を防ぎ長期間安定して使えます。取り付けも柔軟で、3M粘着テープでしっかり固定できるほか、必要に応じてネジでの固定も可能です。
SwitchBot顔認証パッドの解錠機能
まず最初に「常に有効なパスコード」を設定する必要があります。
このパスコードを設定しないと他の解錠(顔認証・指紋・NFCカードなど)は設定できません。

パスコード解錠
暗証番号をテンキーで打ち込んで解除する、スタンダードな解錠手段です。

- 登録数:最大100組(常に有効・期間に有効・一回のみ有効パスコード90組+緊急パスコード10組)
- 設定可能桁数:6〜12桁
- 種類
- 【常に有効】:いつでも利用可能
- 【期間内に有効】:最長5年間まで有効期限を設定可能
- 【一回のみ有効】:24時間以内に1度だけ利用可能
- 【緊急パスコード】:緊急パスコードで解錠されると設定したメールアドレスにアラートメールを送信
顔認証解錠
最新の3D顔認証技術を搭載し、カメラが顔の立体的な特徴を正確に読み取ります。
手を使うことなく、顔を向けるだけでスムーズに解錠できます。

- 登録数:最大100人分
- 登録方法:アプリでガイドに従い、パッド正面60〜90cmで顔データを登録
- 種類
- 【常に有効】:いつでも利用可能
- 【期間内に有効】:最長5年間まで有効期限を設定可能
指紋解錠
指先をセンサーに軽くタッチするだけで解錠できる、手軽でシンプルな方法です。

- 登録数:最大100組(常に有効・期間内に有効指紋90組+緊急指紋10組)
- 登録方法:アプリでガイドに従い、同じ指を4回スキャンして登録
- 種類
- 【常に有効】:いつでも利用可能
- 【期間内に有効】:最長5年間まで有効期限を設定可能
- 【緊急指紋】:緊急指紋で解錠されると設定したメールアドレスにアラートメールを送信
NFCカード解錠
交通系ICカードなどのNFCカードをリーダーにかざすだけで解錠できます。普段使っているカードをそのまま使えるので、日常の出入りがとてもスムーズになります。

- 登録数:最大100枚
- 登録方法:アプリでカードを認識させて追加
- 種類
- 【常に有効】:いつでも利用可能
- 【期間内に有効】:最長5年間まで有効期限を設定可能
セキュリティ機能
パスコード解錠・指紋解錠・NFCカード解錠は5回連続で間違えると、1分間使用不可。その後、失敗が続くと使用できない時間は長くなります(1分→5分→10分→20分…最大24時間)。
さらに、不正に本体を取り外そうとした場合にはアラームで通知されるほか、「いつ・誰が」解錠したのかをアプリで確認できる履歴管理機能も搭載されており、防犯面でも安心です。

【レビュー】SwitchBot顔認証パッドの使い勝手
顔認証パッドを導入して、特に便利だと感じたのは、外出時にボタンひとつで施錠できるシンプルさです。アプリを開いたりスマホを操作したりする必要がなく、玄関を出たその場で「施錠ボタン」を押すだけで施錠できるので、ちょっとした外出時でも手間がかかりません。

顔認証は、両手がふさがっていても顔を向けるだけで解錠できるハンズフリー解錠がとても便利です。ただし、マスクを着けていると認識されなかったり、夜間や暗い場所では認証に少し時間がかかることがありました。
パスコード入力は確実に解錠できますが、操作に時間がかかるのが難点です。
指紋認証は精度が高く手軽ですが、手が濡れていると反応しづらく、冬場に手袋をしている場合は手袋を外す必要があります。
その中で最もバランスが取れて使いやすかったのが NFCカード解錠 です。スマホやスマートウォッチをかざすだけでスムーズに解錠でき、操作にストレスを感じませんでした。
また、これらの解除方法を単独で使うだけでなく、状況に応じて組み合わせて使えるのが大きなメリットです。
例えば、夜間に暗くて顔認証が反応しづらいときは指紋認証を使ったり、冬場にマスクや手袋で顔認証・指紋認証が使えない場合は、NFCカードで解錠する、といった柔軟な使い分けができます。
SwitchBot顔認証パッドの注意点
設置場所の明るさに影響される
暗い場所や夜間では、顔認証の反応が遅くなることがあるため、補助照明を用意しておくとスムーズに解錠できます。
玄関前の人通り
玄関前を人がよく通る場所(マンションのエレベーター付近の部屋など)に設置すると、人が通るたびにモーション検知センサーが反応しバッテリー消耗が早くなることがあります。
ハンズフリーの利便性はなくなりますが、顔認証の起動を「自動」から「手動」に切り替えておくと安心です。
バッテリーの充電時間
バッテリー残量が減ってきたらアプリで通知されますが、残量低下状態から満充電まで約6時間かかるため、充電タイミングには注意が必要です。
まとめ:SwitchBot顔認証パッドは買うべき?
SwitchBot顔認証パッドを導入してから、「アプリを開いて解錠する手間」やスマホ・Apple Watchの操作が不要になり、玄関前でのストレスから解放されました。
さらに、外出時に施錠ボタンを押すだけで鍵をかけられるシンプルさも非常に便利で、日常で使いやすい大きな魅力です。
顔を向けるだけでスムーズに解錠できるハンズフリーの快適さと相まって、日常の玄関操作が格段に楽になりました。
また、パスコード・指紋・NFCカードなど複数の解錠方法を組み合わせて使えるため、家族それぞれの使い方に合わせて柔軟に設定できるのも大きな魅力です。
特に、両手がふさがることが多い人や、小さな子ども・高齢の家族と共用したい人にはぴったりのデバイスといえます。
一方で、暗い場所では顔認証の反応が遅くなることや、人通りの多い場所ではセンサーが頻繁に反応してバッテリー消耗が早くなるなど、設置環境には注意が必要です。
それでも、照明の工夫や設定変更で十分にカバーできる範囲です。
総合的に見て、SwitchBot顔認証パッドは『買う価値アリ』のスマートデバイスといえます。
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