夏の暑い日、エアコンの効きが悪いと感じたことはありませんか?
その原因のひとつに「室外機の温度上昇」があります。直射日光が当たると室外機の表面はかなり熱くなり、冷房効率が落ちてしまいます。

そこで今回は、YAMAZENの「エアコンガード」を取り付けてみました。実際に温度を測ってみた結果や、導入して感じたメリット・デメリットをご紹介します。
YAMAZEN「エアコンガード」の取付け方法
今回試してみたのは、YAMAZENの「エアコンガード」【YMAG-9952HW】(ワイド・ひさし付き)です。
マグネット式なので取り付けは簡単で、大きければハサミでカットしてサイズ調整もできます。表面のアルミフィルムが日差しを跳ね返し、室外機の温度上昇をやわらげてくれる仕組みです。

室外機上部に固定
YAMAZEN「エアコンガード」の裏側には、固定用の「マグネット(4カ所)」と、ひもを通せるk「ループ穴」が付いています。

取り付けはとても簡単で、室外機の上部にマグネットで固定するだけです。
※ マグネットの厚みでカバーが浮き、室外機本体とカバーの間に隙間ができます。そのため、放熱が妨げられにくく、効率低下を防ぎやすい構造になっています。
ひさし部固定パーツの取り付け
そして、付属の「ひさし部固定パーツ」を2カ所に取り付け、ひさしの角度を120度に固定します。

ひもで固定
最後に、強風で室外機カバーが飛ばされないよう、「ループ穴」にひもを通し、室外機本体や建物の動かない部分に結んで固定します。
※ ひもは付属していないので、別途ご用意ください。

工具も不要で、10分もかからず取り付けが完了しました!

室外機カバー設置前後の温度を比べてみた
この日の天気予報では、最高気温35℃[晴れ]。
11:30~12:10ごろにかけて正確な実験ではありませんが、簡易的に設置前後の温度をチェックしてみました。
室外機カバー設置前
室外機カバーを設置する前の温度は、【45.2℃】でした。

室外機カバー設置後
室外機カバーを設置して約30分後の温度は、【40.2℃】になっていました。

結果、5℃下がりました。
あくまで簡易的に測定した結果なので「確実に5℃下がる」とは言えませんが、直射日光を遮ることでそれなりに効果はあるようです。
室外機カバーを導入するメリット
冷房効率の改善
直射日光を防ぐことで室外機の温度上昇を抑え、エアコンへの負担を軽減できます。
電気代の節約
冷房効率が上がれば消費電力も抑えられ、結果として電気代の節約につながる可能性があります。
室外機の寿命延長
室外機が受ける熱や紫外線の影響をやわらげ、劣化の進行を遅らせることができます。
デメリットや注意点
風通しを妨げない
吹き出し口を塞ぐと逆効果になる場合があります。室外機のフルカバーは外観はスッキリしますが、冷房効率の低下につながる可能性があります。

効果は環境による
元々、日陰や風通しの良い場所にある室外機では、効果は限定的。
強風に注意
今回紹介したYAMAZEN「エアコンガード」は、マグネット式なので、強風や台風時は外れてしまう可能性があります。そのため設置場所や固定方法に注意し、必要に応じて事前に取り外すことが大切です。
使用環境
マグネット固定タイプやベルト固定タイプなど、使用環境に適した室外機カバーを選ぶようにしましょう。
ベルト固定タイプ↓
まとめ
YAMAZENの「エアコンガード」を使ってみたところ、設置前よりも室外機の温度が下がる効果がありました。
ただし、測定はあくまで簡易的なものなので、必ずしも同じ結果が出るわけではありません。それでも直射日光を防げるのは確かなので、冷房効率改善や室外機の保護にはある程度役立ちそうです。
「エアコンの効きが悪いな…」「室外機が直射日光で熱々になっている」というご家庭では、導入を検討してみても良いかもしれません。

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