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【徹底解説】初期型レザーマンPSTの分解&サビ取り方法

【徹底解説】初期型レザーマンPSTの分解&サビ取り方法 DIY
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今回は、家の片付け中に見つかった初期モデルの「レザーマンPST(Pocket Survival Tool)」を、オーバーホール(分解整備)してみました。
長年放置していたせいでサビてしまいましたが、思い入れのあるツールなので、思い切って分解し、しっかりと手入れすることにしました。

発見した初期モデルのレザーマンPST

片付けをしていたところ、昔使っていた工具箱から発見したのがこちら。
懐かしの「レザーマンPST(Pocket Survival Tool)」(初期モデル)です。

レザーマンPST(初期モデル)

見た目はさすがに古さは感じるものの、まだまだ現役で使えそう。

しかし、内部にもサビが広がっており、動きもかなり鈍くなっていました。

レザーマンPST:サビが発生

レザーマンPSTの分解:厄介なのは特殊ネジ

ネジの形状

分解を試みたところ、いきなり問題が発生しました。
「レザーマンPST」には、歯車のような特殊形状のネジが使われていて、普通のドライバーなどでは外せません。

レザーマンPST:歯車のような特殊形状のネジ

調べてみると、専用の工具が販売されているようですが…。

今回はできるだけ手元の道具だけで何とかしたいと思い、普通のペンチで外そうとしました。
しかし、長年放置していたせいかネジが固着していて、まったく動きませんでした。
 

ネジザウルスの工具で分解

そこで、仕事でも使っている、株式会社エンジニアの「ネジザウルス」PZシリーズを試してみることに。この工具は、なめたネジでもガッチリ掴んで回せるという優れものです。

レザーマンPST:「ネジザウルス」のPZシリーズ
ネジザウルス 上:PZ-58 下:PZ-22

今回使ったネジザウルス「PZ-22」「PZ-58」は、先端に縦方向の溝が入っていて、なめたネジの頭でもしっかりつかんで回すことができます。
普通のペンチでは滑ってしまうようなネジでも、この溝のおかげでがっちりホールドできるのが大きな特徴です。
さらに、グリップ部分は手にフィットしやすく、力を入れやすい設計になっていて、固く締まったネジも回しやすくなっています。

「ネジザウルス」の先端

「ネジザウルス」のペンチを2丁使用して、ネジの両端をしっかり掴み、反時計回りに回したところ、ネジが緩みました。
かなり力が必要でしたが、なんとか4カ所のネジを外すことができ、分解に成功しました!

レザーマンPSTの特殊ネジには「ネジザウルス」の工具を使用
レザーマンPST:分解

パーツの洗浄・サビ取り

まず、表面の汚れや劣化した油分を落とすためにパーツを一つ一つ、中性洗剤メラミンスポンジを使用して水洗い。
これでかなりキレイになるのですが、やはり問題はサビ…。

そこで、再度登場するのが「ネジザウルス」
ただし、今回は工具ではなく、サビ取り剤「ネジザウルス リキッド」です。

サビているパーツに「ネジザウルス リキッド」を塗布し、サビを落とします。

レザーマンPST:サビ落とし

ビフォーアフターがこちら。

レザーマンPST:ペンチパーツのサビ落とし前後
レザーマンPST:ヤスリパーツのサビ落とし前後

パーツの組み立て

レザーマンPST:サビ落とし後の全パーツ

すべてのパーツがキレイになったので、最後に組み立てを行います。分解したときと逆の順番で元に戻していきます。その際、可動部にはグリスや潤滑油を塗るのを忘れないようにしましょう。

また、今回は特殊ネジの緩み防止のために、シールテープ(水道などの配管を繋ぐ際に使用される)を巻きつけてからネジを締めました。

レザーマンPST:特殊ネジの緩み防止にシールテープを使用
ネジの緩み防止にシールテープを使用

完全復活!蘇ったレザーマンPST

レザーマンPST:オーバーホール完了

オーバーホール後は、開閉もスムーズで、動作も問題なし。
まさに「蘇った」レザーマンPST。古いモデルですが、まだまだ現役で使えます!
 

まとめ

今回の「レザーマンPST(Pocket Survival Tool)」(初期モデル)のオーバーホールでは、特殊ネジの固着やサビなど、なかなか手ごわい課題もありましたが、道具をうまく使い分けることで、無事に復活させることができました。
特に「ネジザウルス」シリーズは、ネジ外しでもサビ取りでも大活躍。道具選びの大切さを改めて実感しました。
 
古いモデルでも、しっかりメンテナンスすれば、まだまだ現役で使えるというのは大きな収穫です。
ちょっと手間はかかりますが、愛着あるツールを自分の手でよみがえらせるのは、やっぱり楽しいですね。もし同じようなモデルをお持ちの方がいたら、オーバーホールにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
 

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