レザークラフトを続けていると、工具がどんどん増えていきます。菱目打ち、ハトメ抜き、スリッカー、へり落とし……。トレイにまとめて放り込んでいると、ぶつかってキズが付いてしまいますし、目当ての道具を探すだけで地味なストレスが積み重なります。
特に強く感じていたのが「細長い工具を立てて収納したい」という思いです。種類別に立てて並べると選ぶ時間がほぼゼロになります。しかし、ちょうどいいサイズのスタンドがなかなか見つかりませんでした。
そこで今回、木製のツールスタンドを購入してみました。結論から言うと、想像以上に実用的な一品でした。
「ツールスタンド」「ツールラック」……名前はいろいろあるが何が違う?
ネットで検索すると、同じような商品が「ツールスタンド」「ツールラック」「ツールホルダー」「ツールオーガナイザー」と異なる名前で販売されています。基本的にはどれも同じカテゴリの商品と考えて問題ありません。
検索するなら「ツールスタンド」か「ツールラック」がヒット数も多くおすすめです。ただし、これらの単語だけで検索するとキッチン用品や掃除用品など、まったく異なるジャンルの商品が混在してしまいます。頭に「レザークラフト」を付けて「レザークラフト ツールスタンド」や「レザークラフト ツールラック」と検索することで、目的の商品に一気に絞り込めます。
今回購入した木製ツールスタンドのスペック詳細
本体サイズ
縦 約155mm × 横 約270mm × 高さ 約56mm

収納エリアの内訳
約16mm径 × 24個 ハトメ抜き(大)・カシメ打ち(大)・へり落とし など向け
約11mm径 × 34個 ハトメ抜き(中)・カシメ打ち(中)・スクリューポンチ など標準的な工具向け
約8mm径 × 40個 ハトメ抜き(小)・カシメ打ち(小)・丸ギリ など細工ツール向け
ツールレスト(横長の浅い溝)× 1本 作業中の工具の一時置き・長細いツールの仮置き向け
約82mm×約32mmフリーサイズ収納スペース × 3個 接着剤・革包丁・スーパースカイバー・ステッチンググルーバーなど穴に入らないもの向け

素材は木製で、表面は木目の温かみがそのまま残っています。作業台に置いても主張しすぎず、作業スペースのインテリアとして自然に馴染んでくれます。

実際に使ってみた感想(正直レビュー)
第一印象:98穴は思っていた以上に余裕があります
よく使う工具を並べてみると、98穴のうち約半分は空きが出ました。「全部埋めなければ」と焦る必要はなく、用途別・サイズ別にゾーンを決めて並べられるのがとても快適です。今後工具が増えても、余裕をもって対応できそうです。

ツールレストが作業効率を底上げしてくれます
フリーサイズ収納スペースと98穴エリアの間に、横長の浅い溝が設けられています。これがツールレストです。作業中に「仮置き場」として工具をここに置いておけるため、作業台の上が散らかりません。
特に丸みのあるハトメ抜きは置き場所を決めておかないと転がりやすく、作業中に落としてしまうことも少なくありません。そういった工具の一時置きにも重宝しますし、こういった細かい配慮が長時間の作業でじわじわと効いてきます。

フリーサイズ収納スペース3個が地味に優秀
約82mm×約32mmのフリーサイズ収納スペースは、穴径に関係なく工具を収納できる自由度の高いスペースです。革包丁は刃先を下にして差し込むことができ、ウッドスリッカーも立てて収納できます。穴に入らないサイズの工具はここに入れると決めておくと、迷わず片付けられてとても便利です。
木製ならではの落ち着いた安定感
木製のため適度な重量があり、机の上でほとんどずれません。工具を勢いよく差し込んでも倒れる心配がなく、毎日ストレスなく使い続けられています。木の質感が作業台に馴染み、作業スペース全体が引き締まって見えるのも気に入っている点です。
穴径別の収納目安
どの工具がどの穴に入るかは、工具のメーカーや種類によって柄の太さに個体差があるため、一概には言えません。あくまでも目安としてご参考ください。購入前に手持ち工具の柄径を実測しておくと、より確実に選べます。
| 穴径・収納エリア | 穴数 | 収納の目安となる工具・用途 |
|---|---|---|
| 約8mm径 | 40個 | ハトメ抜き(小)・カシメ打ち(小)・丸ギリなど細柄の道具 |
| 約11mm径 | 34個 | ハトメ抜き(中)・カシメ打ち(中)など中程度の柄径の工具 |
| 約16mm径 | 24個 | ハトメ抜き(大)・カシメ打ち(大)など太柄の工具、へり落としなどの持ち手が太いタイプの工具 |
| フリーサイズ収納スペース | 3個 | 接着剤・革包丁・スーパースカイバー・ステッチンググルーバーなど穴に入らない工具 |
| ツールレスト | 1本 | 作業中の工具の一時置き・長細い道具の仮置き |
※ 工具の柄径はメーカーや製品によって異なります。同じ種類の工具でも太さに個体差があるため、上記はあくまでも目安です。手持ちの工具が実際に入るかどうかは、購入前に柄径を実測してご確認ください。
※ へり落としは先が細く8mm穴にも入りますが、持ち手が太いため隣の工具と干渉しやすくなります。16mm穴に立てておくと取り出しやすく快適です。

メリット・デメリット
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 98穴+3フリーサイズ収納スペースで工具をまとめて整理 | ハンマーや大型工具には非対応 |
| 木製で重量感があり倒れにくい | 重量があり持ち運びには不向き |
| フリーサイズ収納スペースが革包丁などに重宝する | 穴にホコリやゴミが入ると掃除しにくい |
| ツールレストで作業中の一時置きができる | 水や汚れには注意が必要 |
| 工具を一覧でき取り間違いが減る | |
| 木の質感がインテリアに馴染む |
レザークラフターの定番ツールスタンドとして十分に買いの一品
98穴+3フリーサイズ収納スペースという構成は、レザークラフターの工具管理にちょうどいいサイズ感です。
「ツールスタンド」「ツールラック」「ツールホルダー」「ツールオーガナイザー」など呼び名はいろいろありますが、この木製スタンドは安定感・収納量・見た目が自分の用途にちょうどよくまとまっており、満足度の高い一台です。
レザークラフト工具の整理整頓にお悩みの方は、ぜひ一度試してみてください。
7. よくある質問(FAQ)
Q1. ツールスタンドとツールラックは何が違うのですか?
A. 呼び名が違うだけで、実質的には同じカテゴリの商品です。「ツールスタンド」「ツールラック」どちらで検索しても同じような商品が見つかります。今回レビューした商品はどちらの呼び名でも通じます。
Q2. 菱目打ちの柄径に合う穴はどれですか?
A. 菱目打ちはメーカーによって柄の形状や太さがかなり異なります。そのため、どの穴に入るかは実際に手持ちの工具の柄径を実測してからご確認いただくのが確実です。目安として細柄のものは約8mm穴、標準的な太さのものは約11mm穴に入るケースが多いようです。
Q3. フリーサイズ収納スペース(82×32mm)はどんな使い方ができますか?
A. 革包丁を収納したり、ウッドスリッカーやスーパースカイバーを置いたりするのに適しています。接着剤などをまとめる小物入れとしても重宝します。
Q4. レザークラフト以外にも使えますか?
A. はい、幅広い用途に対応しています。絵筆・ドライバーセット・ネイルブラシ・ペン立てなど、細長い道具を立てて整理したい場面にも活用できます。DIYやワークスペース整理全般にもおすすめです。
Q5. 水や汚れに弱くないですか?
A. 木製のため水には強くありません。接着剤や染料がこぼれた場合は早めに拭き取るのがおすすめです。屋外や湿気の多い場所での使用は避け、室内でのご使用をおすすめします。
8. まとめ
レザークラフトの工具収納において「立てて収納できるか」「サイズ別に整理できるか」の2点は、作業効率に直結します。今回の木製ツールスタンドは、約8mm×40個・約11mm×34個・約16mm×24個の計98穴と、フリーサイズ収納スペース3個という構成で、この2つの要件を満たしてくれました。
「ツールスタンド」「ツールラック」「ツールホルダー」「ツールオーガナイザー」とさまざまな名前で検索されるこのジャンルの中で、この木製スタンドは安定感・収納量・デザインのバランスがよく、長く使い続けられる一台だと感じています。レザークラフトの工具をまとめて整理したい方であれば、日常的に使う工具の収納はおおむねまとめられるでしょう。
※ 本記事では「ツールスタンド」をメインキーワードとして使用しています。同カテゴリには「ツールラック」「ツールホルダー」「ツールオーガナイザー」など複数の呼び名があり、いずれも実質的に同じ商品カテゴリを指しています。



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